とおくのもり遊園地へ!こまちちゃんたちの秋のおでかけ【こまちちゃん風水日記 特別編】

 

 

秋のある日。

やさしの森では、
いつもと少し違う朝を迎えていました。

 

こまちちゃん、
めいたくん、
むったちゃん、
ねこちゃん、

 

今日はみんなで、
いつもの森を出て、
少し遠くまでお出かけすることになったのです。

 

森の木々の向こうには、
まだ見たことのない景色が待っています。

 

その様子を、
少し高い木の枝から
静かに見つめているフクロウさん。

 

 

「今日は、みんなで遠くまでお出かけですね。

どんな一日になるのか、楽しみです」

 

こまちちゃんたちは、フクロウさんに気づいていません。

フクロウさんだけが、みんなの姿をそっと見守っています。

 

さあ。

今日は、どんな一日になるのでしょう。

 

 

 今日はみんなで、とおくのもり遊園地へ

向かった先は、

「とおくのもり遊園地」

やさしの森から
少し離れた場所にある、
遊園地です。

 

森を抜ける道を進んでいくと、
だんだん景色が変わってきました。

 

赤や黄色に色づいた木々。

秋の風。

遠くから聞こえてくる、
楽しそうな音。

 

こまちちゃんたちは、
もう待ちきれません。

「遊園地、まだかな?」

「もうすぐかな?」

そんな声が聞こえてきます。

森を抜けて、さらに少し歩くと、

遠くに大きな観覧車が見えてきます。

 

「わあ……!」

みんなの目が、ぱっと輝きます。

 

森の向こうに見える大きな観覧車。

色とりどりのゴンドラ。

小さなメリーゴーラウンド。

秋の木々に囲まれた、かわいらしい遊園地。

 

みんなで遊ぶと、楽しさもいっぱい

とおくのもり遊園地に到着!
遊園地を背景に、みんなで記念の1枚。
「はい!ポーズ」

 

うわぁ、きらきらしてて、とっても素敵だね。

最初は、どれに乗ろう?

 

みんなで相談している時間さえ、
なんだか楽しいものです。

 

大きな乗り物に乗って、

「きゃー!」

と声を上げたり。

 

ゆっくり回る乗り物では、
顔を見合わせて笑ったり。

普段のやさしの森では見られない、
みんなのちょっと違った表情。

こまちちゃんも、
めいたくんも、
ねこちゃんも、
むったちゃんも、
とっても楽しそうです。

 

 

 おばけ屋敷に挑戦!

メリーゴランドを降りると、
今度はねこちゃんが発見。

「ねえ、あれに入ってみない?」

 

そこにあったのは――

おばけ屋敷。

むったちゃん、

「えっ……!」

 

こまちちゃん、

「だ、大丈夫かな……?」

 

めいたくん、

「4人一緒なら大丈夫だよ」

そして4匹で挑戦。

 

暗い館内を小さなライドで進みます。

すると、

「ばあ!」

かわいいおばけが登場。

「きゃっ!」

4匹はだんだん怖くなくなってきて、

「ふふっ」

と笑ってしまう。

 

 

水上の乗り物ワニワニパニック

めいたくんが、今度はあそこに入ろうよ!

と指さしたのは水上の乗り物

 

水の中で坂を下ったり、
ワニさんがたくさんいるんだって、

ワクワクするね。

 

水しぶきを浴びながら、
みんなはきゃっきゃと喜んでます。

すごい楽しい!また乗りたい

 

 

たくさん遊んだあとは、少し休憩。

秋の空気を感じながら、
みんなでひと休みしました。

「楽しいね」

「うん、楽しいね」

そんな何気ない言葉が、なんだか心に残ります。

 

 

 フクロウさんから、ひとこと

みんなが楽しそうにしている様子を、
少し離れたところから見ていたフクロウさん。

 

ふわりと羽を動かして、静かに言いました。

🦉「ああ、楽しそうですね。
楽しい時間は、あっという間ですね」

 

 

秋の夕暮れ、観覧車から見えた景色

たくさん遊んだ一日の最後。
みんなで観覧車に乗ることにしました。

 

ゆっくり、ゆっくり。
観覧車が空へ上がっていきます。

 

さっきまで遊んでいた遊園地が、
少しずつ小さくなっていきました。

 

その向こうには、
秋色に染まった森。

 

さらに遠くには、
やさしの森も見えています。

 

夕暮れの空が、
少しずつ夜へ変わっていきます。

「きれいだね……」

誰かが小さくつぶやきました。

 

みんな、しばらく黙って景色を眺めていました。

 

楽しかった一日が、
ゆっくり終わっていきます。

 

4匹は遊園地をあとにします。

帰り道、むったちゃんが、

「また来ようね!」

 

こまちちゃんも、
めいたくんも、
ねこちゃんも

「うん。またみんなで来ようね」

と笑います。

 

 

🌙 楽しい一日の帰り道

帰りのバスの中。

みんなは少し疲れていました。

でも、誰も眠ってしまうのがもったいないような気持ちです。

 

「今日、何が一番楽しかった?」

そんな話をしながら、
今日一日の出来事を思い出します。

 

「コーヒーカップ楽しかった!」

「水上の川下りが面白かったよね」

「おばけちゃんたちかわいかったね」

「観覧車から見る景色とってもきれいだったね」

 

笑い声が、バスの中に小さく響きました。

 

 

 

やがて、やさしの森が見えてきました。

見慣れた木々。

見慣れた道。

やさしの森に到着、ただいま〜。

 

みんなでやぎの運転手さんにお礼を言いました。

「やぎの運転手さん、
やさしの森まで送ってくださって、
ありがとうございます。」

どういたしまして。
みんなも気をつけてお家まで帰るんだよ。

「は〜い」

 

やぎの運転手さん、さようなら〜

 

そして――

いつものお家。

 

 

「ただいま」が待っている場所


今日はとっても楽しかったね。

またね〜、と手を振り合いながら、
みんなそれぞれのお家に帰っていきます。

 

こまちちゃんも家に着くと、

「ただいま!」

と声をかけました。

今日一日、
たくさん遊んで、
たくさん笑ったみんな。

 

お家に帰って、ほっとひと息。

やっぱり、お家っていいな。

 

遠くまで遊びに行くのも楽しい。

知らない景色を見るのも楽しい。

でも、帰ってきて、

「ただいま」

と言える場所があることも、

なんだか嬉しいものです。

 

フクロウさんは、
みんなの様子を見ながら、
静かに微笑んでいました。

 

🦉「今日は、たくさん遊びましたね。
みんなの心に、素敵な思い出が残ったことでしょう」

 

きれいな景色。

楽しい乗り物。

遊園地のきらきらした灯り。

もちろん、どれも素敵な思い出です。

 

 

でも。

今日いちばん心に残っているのは――

みんなで笑ったこと。

一緒に景色を見たこと。

 

帰り道に、楽しかったねと話したこと。

そして、

「ただいま」

と言って帰ってこられたこと。

 

 

一緒に過ごした時間も、大切な宝物

宝物というと、
きらきら輝くものを思い浮かべるかもしれません。

 

でも、本当に心に残る宝物は、

目には見えないものなのかもしれません。

 

大切な人と一緒に笑った時間。

一緒に見た景色。

何気なく交わした言葉。

そんな小さな思い出が、
あとになって心をあたためてくれることがあります。

 

🦉「きらきらした宝物も素敵ですが、

一緒に過ごした時間も、

心の中に残る大切な宝物ですよ」

 

フクロウさんが、そう言いました。

 

 やさしの森の今日のおはなし

いつもの毎日には、
特別なことなんて
何もないように感じる日もあります。

 

でも、

誰かと一緒に笑ったり。

同じ景色を眺めたり。

「おかえり」と「ただいま」を交わしたり。

 

そんな何気ない時間の中にも、
ちゃんと宝物が隠れているのかもしれません。

 

今日は、こまちちゃんたちと一緒に、
少し遠くまで遊びに行ってみました。

 

またいつか、みんなでお出かけできるといいですね。
おやすみなさい

 

それでは、今日はここまで。


また、やさしの森で会いましょう

「次のおはなしも、どうぞお楽しみに」

 

 

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