
感謝は、幸運をよぶ魔法
風水では、「ありがとう」と心から伝えることは、
いちばん強い幸運のエネルギーなんです。
こまちちゃんの年末ごあいさつ|感謝が幸運をよぶ森の風水物語

やさしの森にも、静かな雪の季節がやってきました。
一年の終わりを迎える日、こまちちゃんは、心の中でそっとつぶやきます。
年末は、心と運気をそっと整える大切な節目のとき。
「今日も、いちねん分の“ありがとう”を伝える日だね。」
朝から夜まで――
こまちちゃんの「ありがとうのいちにち」が、やさしい光に包まれてはじまります。
朝:はじまりの光

雪の上に、朝日がやさしく差しこんでいました。
こまちちゃんは、ちいさなランタンを両手で包みながら灯りをともします。
「この光、みんなのこころにも届きますように……」
ランタンの灯りが、雪の粒に反射してきらきら。
今日もまた、新しい“ありがとう”が始まりました。
昼:森のお茶会

お日さまが雪を照らし、
森はまぶしく光っていました。
めいたくんと森の仲間たちが集まってきます。
リスさんは木の実のクッキーを、ねこさんはミルクティーを、カエルさんはあたたかいスープを。
「こまちちゃん、今年もありがとう!」
「また来年も、いっしょに笑おうね!」
白い湯気の向こうで、みんなの笑顔がきらきら光ります。
夜:星に願いを

やがて空は、深い青に染まりました。
こまちちゃんとめいたくんは、森のみんなと星空を見上げます。
ランタンの灯りが、雪の上でやさしく揺れました。
「来年もきっと、すてきな日々が待ってるね。」
「うん、“ありがとう”がたくさん咲く一年にしよう。」
星が流れ、森の上にしずかな光の道ができました。
こまちちゃんの瞳の中にも、その光がきらりと映ります。
あとがき

一年の終わりに、こまちちゃんが灯した小さな光。
それは、森のみんなの「ありがとう」をつないでいくやさしさの灯でした。
2019年から続けてきたこのブログも、気づけば長い時間が流れました。
「開運風水」という軸を大切にしながら、
日々の暮らしの中で、少しでも心が軽くなるヒントを届けられたら、
そんな思いで、ここまで書き続けてきました。
そして2025年。
この一年は、私にとって少し特別な年になりました。
「こまちちゃん絵本シリーズ」という、新しい物語が生まれ、
風水だけでなく、“やさしさ”や“ぬくもり”を物語として届ける連載をはじめたからです。
こまちちゃん風水日記はまだ始まったばかりですが。
今年も、このブログに立ち寄ってくださり、本当にありがとうございました。
画面の向こうにいるあなたが、
この場所で少しでも安らいだり、前向きな気持ちになれていたら、
それ以上にうれしいことはありません。
来年もまた、
開運風水の知恵と、やさしの森の物語を通して、
あなたの毎日にそっと寄り添える記事を書いていきたいと思っています。
どうぞ2026年が、
あなたにとって穏やかで、あたたかい光に満ちた一年になりますように。
またここで、お会いできるのを楽しみにしています。




