
これは、風水をモチーフにした
癒しの絵本シリーズ
風水の知恵がほんのり香る、
うさぎのこまちちゃんと仲間たちの物語をお楽しみください♪
「こまちちゃんの風水日記」第二十話です♪
秋が深まり、
森の夜が長くなってきたころ。
白うさぎのこまちちゃんは、
まっ赤なりんごをひとつ手にとりました。

「このりんご、ランプにできたら素敵だな」
そうつぶやくと、
そっとナイフで上の部分を切り取り、
スプーンで中をくりぬきます。
りんごをくりぬくとき、
こまちちゃんは中身を
きれいに取り分けました。
「せっかくのりんごだもん。中身はアップルパイにしよう♪」
残った皮の部分は、
ランプにして森をほんのり照らすことに。
「食べものの命を大切に使うことも、
風水では“徳を積む”ことなんだよ」
こまちちゃんは、やさしく笑いました。
Contents
森にともる りんごランプ

くりぬいたりんごの中に、
小さなティーキャンドルを入れてみました。
ほのかなオレンジ色の光がぽうっと灯ります。
うっとりと見つめます。
「暖色の灯りは、人間関係や健康運を高める色なんだよ」
灯りの風水|“陽の気”を生むあたたかさ

風水では、灯りは陽の気を生み、
家や心を明るく保つ大切な存在です。
血のめぐりを良くし、
気持ちをやわらげてくれるといわれています。
優しい光をともすことで、
灯したあとは「いただきます」

ランプとして使ったりんごも、
そのまま捨ててしまってはもったいない。
こまちちゃんは、灯りを消したあと、
そのりんごをきれいに洗いました。
やさしの森じゅうに甘い香りが広がりました。
小麦粉とバターでこねこね。

みんながどんな顔して食べてくれるかな?
喜んでくれるといいな。
考えるだけで、こまちちゃんは楽しい気持ちになりました。

命のめぐりを感じながら大切に使うと、
良い気が生まれるの」
りんごランプの作り方(実践編)

火を消したあとは、きれいに洗ってお料理に再利用しましょう。
お部屋に灯りを取り入れる風水ポイント

- 玄関:やわらかな光で「気の入口」を明るく。
- リビング:家族や人間関係の気を高める暖色照明を。
- 寝室には柔らかな間接照明:疲れを癒やし、健康運を整える。
こまちちゃんからのメッセージ

灯りにして楽しんだあとも、ちゃんと感謝しておいしく食べよう。
その気持ちが、“本当のあたたかさ”になるんだよ」
アップルパイの甘い香りを吸い込みながら笑いました。
まとめ|あたたかい光が運を呼ぶ

灯りの風水は「心を照らすこと」。
りんごのような自然のモチーフを取り入れれば、空間に生命の気がめぐります。
この秋、こまちちゃんのように小さな灯りをひとつ灯してみませんか?
そっと運気アップするように。
🐰次回予告🐰
こまちちゃんの風水日記は、毎週金曜日に新作をお届けしています。
次回、
【第二十一話:もみじの恋まじない🍁秋の恋を呼ぶ赤色パワーと東南の秘密】
お届けします♪
お楽しみにしてくださいね♪
― こまちちゃんより🐇





