
これは、風水をモチーフにした
癒しの絵本シリーズ
「こまちちゃんの風水日記」
の第四話です。
風水の知恵がほんのり香る、
うさぎのこまちちゃんと仲間たちの物語を
お楽しみください♪
今日のお話に登場する仲間たち
今日のお話に登場する、
やさしの森の仲間たちをご紹介します♪
こまちちゃんと一緒に、
物語を彩ってくれる
大切なお友達です。
🐰こまちちゃんについて
「やさしの森」
に暮らす、小さな白うさぎの女の子。
ふわふわの毛並みと、
ちょっぴりお茶目な笑顔が
トレードマーク。
やさしくて、自然のことが大好き
まわりのみんなの“気”を大切にする、
風水の感性をもった子です。
すきなもの:あたたかいココアと甘いクッキーが大好物🍪
大切にしているもの:おばあちゃんからもらった小さな風水ノート📓
🥕めいたくんについて
めいたくん
やさしの森にすむ、
灰色のうさぎの男の子。
ちょっぴりおっとり、
でもやるときはやるタイプ。
風水はまだ勉強中だけど、
こまちちゃんのそばで
日々がんばってます。
七夕の由来と、こまちちゃんの願い
七月の風が、森の奥にも届くころ。
笹の葉が風にそよぎ、
こまちちゃんたちは、
そっと竹を立てていました。
短冊を手にしたこまちちゃんが、
ふと空を見上げてぽつり。
「ねぇ、七夕って、
ただお願いごとをする日じゃないんだよ──
ほんとうはね、
“心の奥の祈り”を
空にとどける日なの」
笹の葉がさらりと揺れる森の中。
今日は、七夕のふしぎな物語をお届けします。
七夕って、ほんとうはどんな日?
森の広場に、涼やかな風が吹く夏の入り口。
こまちちゃんたちは、竹を立てて、
短冊の準備をしています。
七夕って、お願いごとする日なんだよね?
そうよ。だけどね、
本当は“祈りを神さまに届ける日”だったの
七夕の由来は「棚機(たなばた)」という日本の祈りの行事
七夕の語源は「棚機(たなばた)」。
昔の日本では、
神さまに捧げる布を織るために、
乙女が川辺の機屋にこもって
心身を清めて布を織りました。
その乙女は「棚機女(たなばたつめ)」と
呼ばれていました。
7月7日は、お盆前の“迎え清めの日”。
神さまやご先祖さまに祈りを届ける、
とても神聖な日だったのです。
どうして短冊に願いごとを書くの?
短冊に願いを書くのは、
日本の祈りのかたちのひとつ。
文字にすることで、自分の本音と向き合い、
願いの方向が明確になります。
願いを書く=氣を整える「祈り」
お願いごとって、書くときに
“自分の本当の願い”と向き合うでしょ?
それがもう、“祈り”なのよ♪
しかもね、書いた瞬間に
「よし、やってみよう」って氣が動くの!
どうすれば願いが叶いやすくなるの?
お願いごとは箇条書きでわかりやすく、
叶った自分を思い浮かべて、
短冊に書いたら、声に出して詠もう。
日本は“言霊(ことだま)がさきわう国”!書き方に秘密あり
言葉には魂が宿る──
それが日本の「言霊(ことだま)」の考え方。
万葉集に「言霊の幸わう国」という言葉が
詠まれているように良い言葉は
幸福を引き起こすと信じられています。
言葉に宿る霊的な力が幸福をもたらす国
という意味です。
これは、日本人が言葉の力を非常に重視し、
良い言葉を使うことを心がけてきたことを
示しています。
願いごとを書くときは、
「すでに叶った未来の言葉」に
するのがポイントです。
そして、願いごとを書いたら、
声にだしてよみましょう。
言霊のちからが発揮されますように。
🌟こまちちゃんのお願いごとの書き方
よくある書き方 | こまちちゃん式 |
---|---|
〜できますように | 〜を楽しんでいます♪ |
○○になりたい | ○○になって、周りを笑顔にしています |
お金がほしい | 豊かさに包まれて、安心して暮らしています |
“もう叶った未来”を書いてごらん。
神さまにも、未来の自分にも届くわよ
短冊の色と五行の意味
色にも風水的な意味があり、
願いごとを後押ししてくれます。
五行のエネルギーで願いを後押ししよう
「五行思想」という考え方があり、
自然界の氣を五つの色に分けています。
五行思想とは、自然哲学の思想で、
万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素から
成り立ち、互いに影響し合いながら
変化し循環するという考え方です。
🎋短冊の色と意味
色 | 五行 | 願いのジャンル |
---|---|---|
青 | 木 | 成長・学び・努力の継続 |
赤 | 火 | 健康・情熱・恋愛運 |
黄 | 土 | 金運・家庭・安定 |
白 | 金 | 決断力・前進・変化 |
紫 | 水 | 人間関係・癒し・直感 |
願いを風にのせて、夜空に祈りを
願いを書き終えたら、
竹に結んで風に乗せましょう。
サラサラと揺れる竹に、
願いがふんわり空へ舞い上がっていく──
そんな風景が広がります。
星空の下で、願いをひとつに
願いごとを短冊にしたためたら、
いよいよ星空のもとへ──。
夜風にゆれる竹の葉に、
こまちちゃんたちの願いが
ふんわり舞い上がります。
みんなで輪になり、
静かに空を見上げる。
願いは、叶ったつもりで動いてみると、
不思議と近づいてくるの
うん…なんだか、
もうちょっと自信が出てきた気がする!
夜空には、天の川がきらめいて──
願いごとは風にのって、未来へとそっと届いていく。
🌟こまちちゃん式「願いごとテンプレート」
保存や印刷して、実際に書いてみてね。
- 「○○になって、毎日しあわせに過ごしています」
- 「○○な日々を楽しんでいます。ありがとう」
- 「心がほっとして、あたたかい未来が見えてきました」
願いごとは誰かに話すべき?
願いごと?
ふふ、それはね……
風だけが、こっそり知ってるのよ♪
あえてナイショにすることで、
心の中にそっと宿す“氣”が動き出します──
それも、七夕がくれる小さな魔法です。
あなたの毎日が、
そっと運気アップするように。
次回もお楽しみにね♪
🐰次回予告🐰
次回、こまちちゃんの風水日記は、
【第五話:甘い香りの福ふく魔法♪
〜こまちちゃんとチッチの開運アロマ教室〜
第三話のつづき
金運スペースが完成してホッとしたのも束の間…
「お客さんがリピートしてくれたら嬉しいなぁ」
とつぶやくチッチさんに、
こまちちゃんが提案したのは――
「今度は“香りの氣”で、もっとお店を福ふくに♪」
お届けします♪
お楽しみにしてくださいね♪
― こまちちゃんより🐇